誰でも簡単にできる環境の観測
今、地球全体の環境問題が起きているのをみんなは知っているかな?
温暖化・砂漠化・大気汚染・異常気象など多くの環境問題があるんだ。こうした環境問題に対する観測が世界中で行われている中で、東京の武蔵野市にある高校、中学校では、一年間で富士山が見えた回数(富士見日数)を記録すると言う、富士見日数と言う計測が行われているんだ。
毎朝9時に学校の南西にある富士見日数を記録し続けていて、今年はこれまでの記録の中で富士見日数が過去最高の116日。この学校が富士見日数の観測を始めたのは1963年からで、1965年の富士見日数はわずか22日。

こうした富士見日数のような観測の仕方は、富士山だけに限らず、東京タワーや遠くに見える山や高い建物を対象にしても観測できて、測定の基準も富士山や高い山、高い建物が朝9時に同じ場所から見えた日数を計測するという簡単なものだから、小学生から大人まで簡単に観測することができるよ。
是非、自由研究でみんなもチャレンジして、周りの環境がどう移り変わっているか、確かめてみよう!


実はこの年、工場の煙や自動車の排気ガスなどで大気汚染が社会問題になっていたんだ。1967年から東京都が公害対策を行い、1973年のオイルショック頃から、富士見日数は増え始めて・・・。1999年には年間100日を初めて超え、今年は過去最高の116日を記録したんだ!
今、この富士見日数が年を追ってどのように変化しているか知っているかな?
「毎年回数が減っている」と思う人が多いそうなのだけど、実際はその逆で、富士見日数は徐々に増え続けているんだ。富士山が見えるかどうかは天候などの気象条件の影響もあるけれど、大気がきれいになってきたことが大きな原因だと言われているんだ。これは国や自治体がディーゼル車などの排気ガス対策を強化したことなどが、空気中のちりやごみを減らすことにつながったという事なんだ。
